
設定集
作中では決して語られることのない設定などのまとめです。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
ストーリー
平成49年8月25日/光文45年8月25日
ある日、相原アキラの元へ一つのゲームソフトが降ってきた。
それは魔法のような特殊能力を携え、擬人化された動物たちと契約を交わすといった
ファンタジーなRPG世界をリアルに体験出来る夢のような新世代ゲームだった。
しかし、刻刻と呼ばれる鐘が鳴いた日の夜明け――そのゲームは本来の姿を現す。
老朽化した小学校に閉じ込められたアキラたちに告げられたただ一つの脱出方法は
三日以内に『ヒサルキ』と呼ばれる一人の少女を殺すことだった。
次々に変死を遂げる霊獣、仲間たちの不可解な行動、奇妙な仮面に覆われたピースの正体。
そしてどこか見覚えのある『ヒサルキ』役の少女。
幾多の謎が複雑に絡み合う中、アキラはヒサルキゲームの真相を暴こうと決意する。
だが、辿り着いた真実は彼にとってとても残酷な物だった――。
三つのルール
Rule of the hisaruki gameより抜粋
其の壱
被験者達は三日以内に校舎内のどこかに潜むヒサルキから音羽を奪わなければならない。
その際には必ず殺害する必要がある。殺害方法について手段は問わない。
其の弐
被験者達にはそれぞれ霊獣が配備される。彼らとは一部の能力を共有することが出来る。
留意点として、霊獣は直接ヒサルキを攻撃してはならない。
また、ゲームの概要を口にすることを固く禁ずる。
其の参
※相原アキラの場合終了時に解禁
作品設定
装備品
霊冥石/霊鳴石(れいめいせき):
[ヒサルキゲーム]における接近戦専用対人兵器。外観は手のひら程の棒状の宝石であり、使い手の気質によって様々な形状に変化する。(変化として生成される部分は実体化したオーラである。先にも述べた通り、それは持ち主の気質によって様々な色合いを伴う)
持ち手の能力次第では多種多様な具現化能力を発揮するこの霊鳴だが、中に注水されている霊薬が切れると一切の効力を失うといった致命的問題点がある。
だが、夜虹が持つ[霊冥]は霊薬が無尽蔵で生成される為、このような欠点はない。
尚、[霊冥/霊鳴]ともに自らの意思を持つかのように持ち主の手元へ飛来するといった能力を持つ。
霊冥と霊鳴の相違点についてだが、夜虹の持つ霊冥こそがオリジナルであり、
被験者達が装備している霊鳴はそれを模した複製である。とはいえ、極めてオリジナルに近い能力を有している為、霊薬の補充を怠らなければ霊冥とも互角に渡り合える。
しかし、第弐試作型霊鳴石[弐式]の奇異な起動エラーや、巨大な化け蜘蛛に姿を変える霊冥など、コピーオリジナルを問わず謎の多い武器である。
音羽(おとわ):
様々なアクセサリーの形をした無線通信機。
主にピース、及びミヤコからの通信に使用する。
ヒサルキ役である紗華夢夜虹の音羽には島から脱出する為の条件を記したメモが隠されている。
用語集
被験者(テスター):
ヒサルキゲームのプレイヤーに選ばれた四人(夜虹、燈咲、明、凛)を指す。
ピースは順にゼロテスター、ファーストテスター、セカンドテスター、サードテスターと
主人公たちを呼称する。
侵入者(イントルーダー):
何らかの方法でヒサルキゲームの世界に侵入した者を指す。
ゲーム開始時に稀に何名か訪れることもあるが、その際はあるゲームの物語(チュートリアル)中に
夜虹が霊冥の餌代わりとして始末している。
今回のゲームでは例外的に何故か侵入者である相原沙那を生かしている。
霊獣(れいじゅう):
自らの意思でニンゲンへと姿を変えることが出来る物の怪。
正体や生い立ちなどは一切不明だが、憑く被験者たちとなんらかの関係性があるとされている。
基本的にケモノ姿の時は手のひらサイズ程に小さくまとまっているが、
その気になれば体長7メートルぐらいまで巨大化することが出来る。
集束/D型集束(しゅうそく/でぃーがたしゅうそく):
霊獣を通してのみ使用することが出来る身体能力の向上、及び感覚の鋭敏化。
使用した際は縮瞳し虹彩が輝きを放つ。
使用可能とはいえ、極度の精神的疲弊状態に陥るか、余程の生命危機でなければ
発動しないよう制限されている。言わば過剰な自己防衛反応である。
(自由自在に集束状態になれる被験者は燈咲と夜虹の二人のみ)
D型集束は集束と似て非なるものであり、その発動条件は未だに解明されていない。
集束の何倍もの効能がある代わりに、長くその状態であればある程、失明する可能性が高い。
こちらは普通の集束とは違い、霊獣の有無に関わらず発動する。
しかしながら、いくら夜虹であろうとも心体にかかる負担は相当なものであり、
投薬無しではまともに扱うことが出来ない。
夜虹自身は、このD型集束のことをD束(ディーソク)と呼称している。
集束の場合、輝く虹彩の色は人それぞれだが、D型の場合一律として深紅に染まる。
なお、D型とはデストルドー型集束の略称である。
(自由自在にD型集束になれる被験者は夜虹のみ)
刻刻(こっこく):
小学校の屋上に設置されている時計台の鐘。
ヒサルキゲームの開始を合図する。
D型集束の引き金にもなるとされているが詳しくは不明。
ピース及び、ミヤコはこれを福音と呼んでいる。
G.S.シールド(Graceful Sea Shilde):
深柳 凛と紗華夢 夜虹にのみ備わっている強力な波紋壁。
夜虹の猛攻を防ぐ為になくてはならない重要な盾。直訳すると(優雅な海の盾)となる。
ケルヴ:
詳細はケルヴとはを参照
夜虹が燈咲を呼ぶ際に用いる天使の名称。
創世記ではエデンの園の東にケルビムと自転する剣の炎とをおき、
生命の樹への道を看守らせることになったと記されているが、作中では特に言及されていない。
紗華夢夜虹(しゃげむやこう):
闇夜に架かる虹の魔女の意。通常、一色しか与えられない能力だが、
彼女の場合例外として七色全ての魔法を自在に操ることが出来る。
その淵源は創世記のアダムとイブを誘惑した蛇とされる。
ヒサルキゲーム:
四人を密閉された建造物に閉じ込めた状態から開始する。
その四人の中からピースによってヒサルキ役が一人選出される。
残りの三人はいかなる手段を用いてでもヒサルキ役を殺害しなければならない。
ヒサルキ役を殺した場合、音羽に記載されている脱出条件に従い現実世界へと還ることが出来る。
ヒサルキ役が生き残った場合、その子供はそのままヒサルキ役として次のゲームへ続投となる。
内容としては鬼ごっこに近いが、こちらの場合は三人が鬼である一人を追う形となる。
なんらかの儀式とも取れるこのゲームだが、依然として最終目的は謎に満ちている。
被猿鬼(ひさるき):
詳細はヒサルキに関するスレッドまたはヒサルキまとめを参照
ネット上で語られる都市伝説。まとまった話などはなく、断片的な話として散らばっている為、
その全容を計り知ることは極めて難解とされる。
惨殺され吊るし上げられる動物。実体が判らない。何故か子どもには正体がわかる?
憑依する?実在する怪物か?ヒトの夢に棲む夢魔か?
物語では主人公達の幼少時代、そして夜虹の犯してしまった罪に深く関与している。
登場人物
詳細は主役設定集及び脇役設定集を参照
神塚 燈咲―17才の少女。最初の被験者。能力は焼き歪めることの翠の焔。
相原 明―17才の少年。二番目の被験者。能力は不明。
深柳 凛―15才の少年。三番目の被験者。能力はのたうち狂うことの血の植物。
紗華夢 夜虹―13才の少女。謎の被験者。最多能力は這いずることの迅雷の縛鎖。
相原 沙那―13才の少女。兄の後を追いゲーム世界に侵入後、ピースに保護される。
シロツキ―狐の物の怪。三匹のまとめ役となる常識人。燈咲に憑いている。能力は炎。
クロエ―虎の物の怪。戦闘不能とみなされた明の代わりに急遽戦うことを余儀なくされた霊獣。能力は風。
ラティア―鷲の物の怪。突飛な行動に全員が手を焼く問題児。凛に憑いている。能力は盾。
お竜/京(みやこ)―前半では保護者役兼先生として振舞うが後半では試験官兼監視官となる。
ピース―詳細不明。
尚、この物語は四部作における多視点によって補完され、徐々に解明されていく内容となっている。
前編 相原アキラの場合
中編 神塚ヒサキの悲願
後編 未定
完結編未定
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
ストーリー
平成49年8月25日/光文45年8月25日
ある日、相原アキラの元へ一つのゲームソフトが降ってきた。
それは魔法のような特殊能力を携え、擬人化された動物たちと契約を交わすといった
ファンタジーなRPG世界をリアルに体験出来る夢のような新世代ゲームだった。
しかし、刻刻と呼ばれる鐘が鳴いた日の夜明け――そのゲームは本来の姿を現す。
老朽化した小学校に閉じ込められたアキラたちに告げられたただ一つの脱出方法は
三日以内に『ヒサルキ』と呼ばれる一人の少女を殺すことだった。
次々に変死を遂げる霊獣、仲間たちの不可解な行動、奇妙な仮面に覆われたピースの正体。
そしてどこか見覚えのある『ヒサルキ』役の少女。
幾多の謎が複雑に絡み合う中、アキラはヒサルキゲームの真相を暴こうと決意する。
だが、辿り着いた真実は彼にとってとても残酷な物だった――。
三つのルール
Rule of the hisaruki gameより抜粋
其の壱
被験者達は三日以内に校舎内のどこかに潜むヒサルキから音羽を奪わなければならない。
その際には必ず殺害する必要がある。殺害方法について手段は問わない。
其の弐
被験者達にはそれぞれ霊獣が配備される。彼らとは一部の能力を共有することが出来る。
留意点として、霊獣は直接ヒサルキを攻撃してはならない。
また、ゲームの概要を口にすることを固く禁ずる。
其の参
※相原アキラの場合終了時に解禁
作品設定
装備品
霊冥石/霊鳴石(れいめいせき):
[ヒサルキゲーム]における接近戦専用対人兵器。外観は手のひら程の棒状の宝石であり、使い手の気質によって様々な形状に変化する。(変化として生成される部分は実体化したオーラである。先にも述べた通り、それは持ち主の気質によって様々な色合いを伴う)
持ち手の能力次第では多種多様な具現化能力を発揮するこの霊鳴だが、中に注水されている霊薬が切れると一切の効力を失うといった致命的問題点がある。
だが、夜虹が持つ[霊冥]は霊薬が無尽蔵で生成される為、このような欠点はない。
尚、[霊冥/霊鳴]ともに自らの意思を持つかのように持ち主の手元へ飛来するといった能力を持つ。
霊冥と霊鳴の相違点についてだが、夜虹の持つ霊冥こそがオリジナルであり、
被験者達が装備している霊鳴はそれを模した複製である。とはいえ、極めてオリジナルに近い能力を有している為、霊薬の補充を怠らなければ霊冥とも互角に渡り合える。
しかし、第弐試作型霊鳴石[弐式]の奇異な起動エラーや、巨大な化け蜘蛛に姿を変える霊冥など、コピーオリジナルを問わず謎の多い武器である。
音羽(おとわ):
様々なアクセサリーの形をした無線通信機。
主にピース、及びミヤコからの通信に使用する。
ヒサルキ役である紗華夢夜虹の音羽には島から脱出する為の条件を記したメモが隠されている。
用語集
被験者(テスター):
ヒサルキゲームのプレイヤーに選ばれた四人(夜虹、燈咲、明、凛)を指す。
ピースは順にゼロテスター、ファーストテスター、セカンドテスター、サードテスターと
主人公たちを呼称する。
侵入者(イントルーダー):
何らかの方法でヒサルキゲームの世界に侵入した者を指す。
ゲーム開始時に稀に何名か訪れることもあるが、その際はあるゲームの物語(チュートリアル)中に
夜虹が霊冥の餌代わりとして始末している。
今回のゲームでは例外的に何故か侵入者である相原沙那を生かしている。
霊獣(れいじゅう):
自らの意思でニンゲンへと姿を変えることが出来る物の怪。
正体や生い立ちなどは一切不明だが、憑く被験者たちとなんらかの関係性があるとされている。
基本的にケモノ姿の時は手のひらサイズ程に小さくまとまっているが、
その気になれば体長7メートルぐらいまで巨大化することが出来る。
集束/D型集束(しゅうそく/でぃーがたしゅうそく):
霊獣を通してのみ使用することが出来る身体能力の向上、及び感覚の鋭敏化。
使用した際は縮瞳し虹彩が輝きを放つ。
使用可能とはいえ、極度の精神的疲弊状態に陥るか、余程の生命危機でなければ
発動しないよう制限されている。言わば過剰な自己防衛反応である。
(自由自在に集束状態になれる被験者は燈咲と夜虹の二人のみ)
D型集束は集束と似て非なるものであり、その発動条件は未だに解明されていない。
集束の何倍もの効能がある代わりに、長くその状態であればある程、失明する可能性が高い。
こちらは普通の集束とは違い、霊獣の有無に関わらず発動する。
しかしながら、いくら夜虹であろうとも心体にかかる負担は相当なものであり、
投薬無しではまともに扱うことが出来ない。
夜虹自身は、このD型集束のことをD束(ディーソク)と呼称している。
集束の場合、輝く虹彩の色は人それぞれだが、D型の場合一律として深紅に染まる。
なお、D型とはデストルドー型集束の略称である。
(自由自在にD型集束になれる被験者は夜虹のみ)
刻刻(こっこく):
小学校の屋上に設置されている時計台の鐘。
ヒサルキゲームの開始を合図する。
D型集束の引き金にもなるとされているが詳しくは不明。
ピース及び、ミヤコはこれを福音と呼んでいる。
G.S.シールド(Graceful Sea Shilde):
深柳 凛と紗華夢 夜虹にのみ備わっている強力な波紋壁。
夜虹の猛攻を防ぐ為になくてはならない重要な盾。直訳すると(優雅な海の盾)となる。
ケルヴ:
詳細はケルヴとはを参照
夜虹が燈咲を呼ぶ際に用いる天使の名称。
創世記ではエデンの園の東にケルビムと自転する剣の炎とをおき、
生命の樹への道を看守らせることになったと記されているが、作中では特に言及されていない。
紗華夢夜虹(しゃげむやこう):
闇夜に架かる虹の魔女の意。通常、一色しか与えられない能力だが、
彼女の場合例外として七色全ての魔法を自在に操ることが出来る。
その淵源は創世記のアダムとイブを誘惑した蛇とされる。
ヒサルキゲーム:
四人を密閉された建造物に閉じ込めた状態から開始する。
その四人の中からピースによってヒサルキ役が一人選出される。
残りの三人はいかなる手段を用いてでもヒサルキ役を殺害しなければならない。
ヒサルキ役を殺した場合、音羽に記載されている脱出条件に従い現実世界へと還ることが出来る。
ヒサルキ役が生き残った場合、その子供はそのままヒサルキ役として次のゲームへ続投となる。
内容としては鬼ごっこに近いが、こちらの場合は三人が鬼である一人を追う形となる。
なんらかの儀式とも取れるこのゲームだが、依然として最終目的は謎に満ちている。
被猿鬼(ひさるき):
詳細はヒサルキに関するスレッドまたはヒサルキまとめを参照
ネット上で語られる都市伝説。まとまった話などはなく、断片的な話として散らばっている為、
その全容を計り知ることは極めて難解とされる。
惨殺され吊るし上げられる動物。実体が判らない。何故か子どもには正体がわかる?
憑依する?実在する怪物か?ヒトの夢に棲む夢魔か?
物語では主人公達の幼少時代、そして夜虹の犯してしまった罪に深く関与している。
登場人物
詳細は主役設定集及び脇役設定集を参照
神塚 燈咲―17才の少女。最初の被験者。能力は焼き歪めることの翠の焔。
相原 明―17才の少年。二番目の被験者。能力は不明。
深柳 凛―15才の少年。三番目の被験者。能力はのたうち狂うことの血の植物。
紗華夢 夜虹―13才の少女。謎の被験者。最多能力は這いずることの迅雷の縛鎖。
相原 沙那―13才の少女。兄の後を追いゲーム世界に侵入後、ピースに保護される。
シロツキ―狐の物の怪。三匹のまとめ役となる常識人。燈咲に憑いている。能力は炎。
クロエ―虎の物の怪。戦闘不能とみなされた明の代わりに急遽戦うことを余儀なくされた霊獣。能力は風。
ラティア―鷲の物の怪。突飛な行動に全員が手を焼く問題児。凛に憑いている。能力は盾。
お竜/京(みやこ)―前半では保護者役兼先生として振舞うが後半では試験官兼監視官となる。
ピース―詳細不明。
尚、この物語は四部作における多視点によって補完され、徐々に解明されていく内容となっている。
前編 相原アキラの場合
中編 神塚ヒサキの悲願
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